Art and Nature

人工と自然-5

人工と自然-6

人工と自然-1

  スタイリングは人工的な行為なのに、

完成される空間は不自然にならないように、自然になるように、自然になるようにと工夫をする。

本を置く時、植物を置く時。なにかがごちゃっとなっている時。

できるだけ自然な散らかし方や置き方が意識される。

空間に馴染んでない置き方をすると全部が台無しになってしまうほど、

違和感がないように、でも、飾られた感じになるように神経が向けられる。

人工と自然。

そのことについてずっと考えていくと、しまいには何が人工で何が自然なのかわからなくなってくる。

そこの疑問から今回のテーマがはじまった。

カメラを三脚に当て、素材はittallaのカルティオグラスと水、植物。

構図は一点を決め、カメラを10秒タイマーにセットして、連続的にグラスと植物を動かしていく。

配置は適当で、その場その場で決めていく。

お水の個数は2個かな・・3個かな・・植物の角度はもうちょっとこうかな。

最初は小さいことにとらわれていた考えも、しまいにはどうでもよくなり、

次はこうしよう、次はこうしようと過去を顧みずに未来のアイデアがどんどん湧いてくる。

どうでもよくなったタイミングが人工と自然が交わる瞬間。

ここを記録する作業。

今回のプロジェクトはどんなものになるか正直半信半疑だった。

というのも、いつも用意している下書きの絵や準備や買出しはなく、

用意したのは「シンプルな素材で自分の感覚を確かめよう」というテーマのみ。

センスちゃん(野口綾美)がアシスタントをしてくれた。

最初は好奇心と不安と遠慮が重なりあった二人のテンション。

はじめ私が配置を決めてスタイリングをしていたのだが、

 何セットかシャッターを切るとだんだん楽しくなり、誰かとこの感覚を共有したい衝動にかられた。

 「センスちゃんもスタイリングしてみてよ」という一言をかけたらのりのりでやってくれた。

「百本ノックみたいだね!」と大笑いしながら順番に撮影が行われた。

ナチュラルハイとはこのことかな。

不思議なテンションだった。 

なにかが生まれる瞬間って面白い。

それって誰もが持っている感覚で、誰でも体感できることなんだと思う。

その感覚が日常の中で無意識に生まれた時こそ、人工的な自然が生まれるのかもしれない。

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