Me alice GRANDMA展 week2 レポート「gradation」【展示編】

【展示編】WEEK2 「gradation」10/15 sat ・10/16 sun

3週間に渡り、土日に開催したMe alice GRANDMA展。2週目のメンバーはこの4人でした。

出展者:

 Ⅰ・野口綾美(スタイリング)

Ⅱ・細川瑠璃(レザープロダクツ)

Ⅲ・木村文香(押し寿司・テキスタイル)

Ⅳ・堀有希子(水彩画)

音楽:松永美帆

我々4人の共通点といえば仕事を持ちながら、制作活動をしているというところ。

この共通点こそ活かして、テーマを打ち出せないものかと思い、このようなコンセプトを考えました。

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「gradation」

職種もライフスタイルも異なる4人が

それぞれのものづくりを見つめる

私たち4人に共通していることは仕事をもちながら

ものづくりをしているということ。

どの「わたし」も「わたし」であって

白と黒のように分つことはない。

けれども時として、不思議なほど

真っ白にも真っ黒にもなれる。

「わたし」と「わたし」を行き来する。

まるでグラデーションのように。

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Me alice GRANDMA展の大きなテーマが「色」でした。

WEEK.1の「marble marble」に続き、

WEEK.2は「gradation」

(WEEK.3は後ほど。。。)

仕事と制作。それぞれに向かう「わたし」を完全に二分することはできないけれども、

二面性を持ち合わせている「わたし」が確かに存在しているということに、ふとした瞬間気付かされます。

その二つを行き交う心の振幅は、まるで段階的に変化するグラデーションを描いているようではなかろうか…

そんな思いをテーマに、実際に目に見えるかたちで作品にグラデーションを取り込んだり、各々が考えるグラデーションをモチーフに展示をしました。

また、展示空間は「アリスの部屋」をイメージし、それぞれのスペースをどこか部屋を感じさせる要素として扱いました。

では、展示風景を見ていきましょう。

 

Ⅰ. 野口綾美 (スタイリング)

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「飾る」へのアプローチ

棚にアイテムが飾られていると思いきや、まるでそこにものがあるかの様に撮られた写真が飾られているというトリッキーな見せ方が面白い。

自作のZINEも、3Dなのに2Dのように見えてくるのが不思議。

数点に限定した黒からピンク色のアイテムを、「見せる収納」をテーマに、多様なスタイリングをしています。

興味深かったのは、「実在している状態より2次元に落とし込んだ世界の方が魅力を感じる」という彼女の考え方。

今回はその演出された2Dの世界を、もう一度3Dに投げ入れたという。なんたる実験的な展示なんでしょう。

 

 


Ⅱ. 細川瑠璃(レザープロダクツ)

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「ke shi ki」ke shi ki HPはこちら

身に付けているときも置いているときも、バッグを日々の景色の一部と考えデザインするレザーバッグ&アクセサリーブランド。

今回は「デザイン オフィス イド」 と「Rie-Came」との共同開発の新作が立ち並ぶかなりの力作揃いの展示となりました。

ワードローブを思わせるような空間作りの中で、クリアーな世界感を印象づけるポスターは旦那さんのシュンタロウさんが撮影。

繰り返し試作されたからこそ辿り着いた美しいかたち。今後の展開が楽しみです。

 

 

Ⅲ.木村文香(押し寿司 テキスタイル)

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写真は野口綾美さんとの共作です。

スタイリングは彼女のダークトーンの中にビビットなカラーを効かせてくるスマートな世界観に押し寿司を委ねました。

押し寿司が、これまでとは全く異なる新しい見え方をしていることに感激しました。

食べ物である押し寿司をまるで静物画のように展示することが今回の目的。

フェルトは寿司の具材の色を抽出して制作しています。

 

 

Ⅳ.  堀有希子(水彩画)

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水彩画と共に主題の女の子を彩るアイテムを、コラージュのように配した構成。

女の子の内面をも映し出すような繊細な色調が特徴的です。

境界が曖昧で淡い色を重ねていくことで少しずつ見え隠れするかたち。

「 明確な答えを持たない心の機微を、境界線をもたない水彩画が代弁してくれるように思います。」

そう語る彼女の、優しく澄んだ人間性がにじみ出ている美しい作品です。

 

 

15日、16日ともに、お天気にも恵まれ、お昼頃からひっきりなしに

たくさんの人が見にきてくださいました。
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追って動画等でお届けしたいのですが、BGMとして会場で流していた松永美帆さんによる、音楽が本当にすばらしかったことをお伝えしたいです。

1曲はWEEK.2のメンバーをイメージして作ってくれたというオリジナル曲でした。

ピアノの旋律が美しく、透明感溢れる音の重なりにうっとりしました。

本人に「どんなイメージで曲を作ってくれたの?」と尋ねてみると

「『凛としている』というのをテーマに、イギリスに留学していた時にみた湖のイメージを取り入れたり…」

思い出した。ここまで聞いて一旦会話が途切れていました!今度改めてちゃんと聞きたいな。

その他のセレクト曲も、会場に注ぎ込む優しい光とともに、本当に美しい空間を作り出してくれました。

お近くにお住まいの方から、ふらっと気になって入って来てくださった方、出展者の知り合いや家族が入れ替わり立ち替わり来てくれました。

そんな中、ウェブサイトの「箱庭の今週行きたいイベント10選」を見て、きてくれたという20代の女性二人組と少しお話しました。

「仕事は誰かの為に何かを作ることだけれどもそうではなくて自分だけの為に何かを表現してみたら何ができるかやってみたくなって。

これから何をしたらいいかを探していてここにきてみました」

なんとも・・・・・!
ミーアリスの掲げている実験の場というところに、何がしかの共感をもって来てくれたんだ、そんな解釈を勝手にしていました。

そんな女の子に

「なんでものづくりをしているのですか?」

とめちゃくちゃに核心を突く質問を投げかけられました。

おっとっと。

つい先月まで、ちょうどこの件に関して自問自答していたり、同じく展示のメンバーであり、

会社の同期でもある瑠璃ちゃんと、よく話題にしていたので少しびっくりしました。

色んな迷いや、もやつきがありましたが

不思議とこの頃には明快な答えが出ていたのでした。

わたしの答えは「人に喜んでほしいからものを作ってます。」でした。

あった方が楽しくて、人が喜んでくれるものをつくりたい、はたまたそのレスポンスを最大の原動力としてものづくりをしていることにはっきりと気付いたのです。

もちろん作ることそれ自体が、切っても切り離せない自分の一要素なのですが、

私の場合、作った先に人が喜んでくれることを思うと、ほんとうに不思議なくらいがんばれるのです。

力の出方が全然違う。

おっとっと。うっかり自分のことを書いてしまいましたが、、、

この展示を通して普段はできない会話が生まれたり、初対面の人の反応を見られたり、家族が喜んでくれたり、

メンバーの新たな一面が見えたり、それを見ることで自分の中での発見があったりと。。

なんと実り多い収穫祭だったのでしょうか。

 

 

秋山P(プロデューサー)と展示が始まる前に話をしていたときに

「展示はミーアリスとしては、一つのイベントに過ぎないからそれをやった後の方が大事だと思っているよ」

Pはやっぱり先を見据えおりました。

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終わった今、また今日から何をするか。何を考えるのか。

私たちの悩みや楽しみは尽きることなく続いていきそうです。

お越し下さった皆様、ご意見くださった皆様

本当にありがとうございました。

また次のステップに向けて進んでいけるよう考え楽しんでいきます。

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