月間スタイリング決戦(コーヒー編)

月間スタイリング決戦とは??

秋山麻衣子と野口綾美による月1回のスタイリング対決のことです!

毎月、お題を決め、それぞれプロップスタイリング/インテリアスタイリングを行い、

講評者に勝敗の投票&講評をしていただきます。

今回は記念すべき第一回目!お題は「コーヒー」です。

お題は毎月しりとりで決まります。

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①スタイリング:野口綾美

私のスタイリングテーマは「a scene at the cafe」。

まずどんな感じにしようかなと思案している中で、コーヒーに関連する事を思いつく限り書き出してみた。

「ほっと一息」「朝」「コミュケーション」「サードウェーブ」・・・。

コーヒーという題材がメジャーであるため、なかなかアイディア出しが難しい。

そしてふとある出来事を思い出す。

ポートランドでコーヒー修行経験のあるオーナーが2号店を出すとの事で浮き足立って行った時だ。

美味しいコーヒーでも飲んでゆっくりしようと思って入ったそこはお店が服屋の中にあり

カウンターテーブルしかなく、なんとも落ち着かなかった。

期待値に対してのこの結果に消化不良でカフェをはしごした。

次に行った場所はふらっと立ち寄ったのに雰囲気も良くコーヒーも美味しかった。

美味しさはそのものの味ではなくその場の雰囲気でも左右されるのだなと。

そんなこんなで今回はコーヒーそのものにフォーカスをあてるより

コーヒーを飲むその空間が素敵である、ということに注力した。

ヨーロッパの歴史があって沢山のアートを飾っている様なカフェをイメージしているが、

アメリカンテイストやモダンアートをMIXしている。色もダークなネイビーの壁に

クラシックな絵画と蛍光色をMIX。一言ではどんなテイストとは言えない。

ダークに蛍光色を合わせるのはずっとやってみたかったテイストである。

色彩がより鮮やかになり、飾っていて思わずはっとさせられた。

あるようでないような空間をスタイリングしました。

 

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②スタイリング:秋山麻衣子

丁寧な暮らしをしたい。

最近そう思っている。

朝起きるのがすごく辛い。

 目覚ましと何度も戦ってようやく起きる自分がいる。

いやだいやだ。

本当に朝がいやだ。

私は布団の中が良いんだ。

そんな毎日が重なって。

忘れていた朝の良いところを思い出す。

もっと静かな、優雅な朝。

コーヒーを入れて、読み物に耽って、

鳥がチュンチュンよってくる。

そんなぼやっとしたイメージで。

理想と現実のギャップを埋めていく。

コーヒーはよくありがちなスタイリングテーマだけに、どうやろうかなって考える。

今回は超個人的な問題にフォーカスに当ててみた。

コーヒーは毎日飲んでいるからもはや生活の一部なのだが、いかんせん朝が起きれない。

鳥も朝から頑張って起きているのに。

本当は本とかゆっくり読みたいのに。

ほんの3分でよいのに。

「のに」の連続でスタイリングが決まった。

名付けて「のにのにスタイリング。」

スタイリングは全体的に温かみが出るような素材や色味で統一した。

木の質感、麻袋、文庫本。

身近で温かみのある素材を取り入れ、早起きが苦手な人(つまり私)を誘い出すようなイメージだ。

カップはittalla(イッタラ)を使用し、エスプレッソを入れている。

マグカップサイズのコップも検討したのだが、画角に対して大きすぎたので断念。

ittallaのひやっとした白い陶器に加わえ、

白色にリンクするよう角砂糖、ポストカード、3分砂時計、奥の陶器を一緒に配置。

コーヒーが今回のお題だったので、豆をカップ周りにパラパラっとさせて

お題を少し主張する。

ちょうど鳥の周辺にも置くと餌のように見えるので、鳥の周りにもパラパラっと。。

コーヒーと生活を切り取った朝をスタイリングしました。

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以下5人の様々な分野でご活躍されている講評者(5名)によるコメントです。

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■講評者:白水公康

①についての評価です。

1.コンセプト

コンセプトに関してはそれぞれの考え方なので評価すべき対象だとは考えていません。

 

2.スタイリング

コンセプトとの違和感は感じませんが、主題であるべきコーヒーが脇役になっている点が気になります。

主従関係が逆転しているように感じます。

また壁のディスプレイの各パーツが単に色や雰囲気で選択されているような気がします。

どのような人の部屋であるか想像がつきにくい点が残念です。

 

3.写真の質

斜光が美しくシーンを彩っていると思います。

 

4.絵としての魅力

特に強い個性は感じられません。 すみません。コメントしにくい感じです。

 

②についての評価です。

1.コンセプト

①と同様です。

 

2.スタイリング

残念ながら”のにのに感” はあまり感じられません。

またスタイングのためのスタイリングになっているような気がします。

日常の風景を表現するのであればコーヒー豆がこぼれたり、砂時計が倒れているのは不自然に感じます。

 

3. 写真の質

色のトーンは良いのですが、全体的にちょっと甘すぎる気がします。

主題となるコーヒーはしっかり写した方が表現が際立ちます。

そのためにピントの位置、絞りの選択、レンズの画角に気を使った方が良いと思います。

 

4.絵としての魅力

もう少し朝の雰囲気を表現した絵であればと感じます。

 

先にお伝えした通り、私の評価の観点の最重要項目は、主題が明確に表現されていることです。

その点においては②の方が優れていたと思います。

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■講評者:市岡祐次郎

2のほうがいいです。

①について

1.コンセプト

コーヒー自体より空間が大事っていう見方は素敵だと思います。

ただそこから、「ヨーロッパの歴史があって沢山のアートを飾っている様なカフェをイメージして~」

てところがすこし飛躍してるかなと。結果的にこの空間がコーヒーをおいしくしてるのか少し疑問です。

なんとなくお酒が合うのかなと。タイトルももう少し具体的の方が響くと思います。

 

2.スタイリング

どこから何を見たらいいのかわからないので、主役(今回だとコーヒー?人の気配?)

と脇役を決めて、目線の流れをつくってくれたらコンセプトが伝わりやすいかと思います。

あとは、壁が目立ちすぎるので写真のとる方向を工夫するとか。もうちょい引きで撮るとか。

 

3.写真の質

ゆがみと、机が黒くつぶれれるのがちょっと気になります。

この露出だったらしっかり階調表現できるカメラで撮ったほうがいいかと思います。

 

4.絵としての魅力

壁を見せるって意味ではいい写真だと思います。家主は少しだけ個性的で、主張が強そうだなと思いました。

 

②について

1.コンセプト
個人的な掘り下げ方だけど、共感するひとが多いと思うので素敵な掘り下げ方だと思いました。

「のにのにスタイリング。」というネーミングもいいと思います。

 

2.スタイリング
ていねいな暮らししたいのにできてないという感じが、

雑然としたスタイリングで表現されてて素敵だと思います。色味も整ってていいと思います。

ただ、コーヒーの周りがごちゃっとしてるのでちょっと空間をつくったほうが飲みたくなる気がしました。

あと、ハガキ?はもうちょい左奥のほうが絵としてのバランスは取れると思います。

 

3.写真の質

綺麗です。サイド光が朝っぽいです。

 

4.絵としての魅力

なにか目を引くワンポイント(ただし目立ちすぎない)があるとしまると思います。

でも全体的に完成度は高いと思います。

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■講評者:林 裕介(bird + insect フォトグラファー)

スタイリング①

・コンセプト

まず、このスタイリングに至るまでの思考の過程をしっかりと語ってくれているのが良いと思いました。

文章もリズムが良く、スタイリングの理解を導くように書かれていて素敵です。

美味しさはその場の雰囲気でも左右される、という気づき。

多くの人が一度は思ったことがある事柄だと思いますが、改めてそう言われてから写真を見ると、

この場所で飲むコーヒーはどんな味に感じるだろう、と考えを巡らすことができます。

・スタイリング

素敵です。単純に、まずは壁の色が一番好きなブルーです。

飾ってある作品も、それぞれの背景は勉強不足でわからないものが多いのですが、

見応えがありバランスも良く、見ていて気持ちが良いです。

蛍光色の配置が絶妙だな〜と思いました。

気になったのは、このスタイリングは誰に向けたものなのかな?という点です。

コンセプトの文章から受ける印象では、写真に写る椅子に座る人へ向けたスタイリングのように感じますが、

このスタイリングが一番好ましく見えるのは、この写真を撮った人物の位置から見た場合かと思います。

椅子に座ると、作品を一望することは出来ませんし、目線より下にある電車に乗った少年の写真のインパクトが強く、

ちょっとそれに印象が引っ張られるような気がします。

なんだか私が本質と違うとこを気にしてるだけのような気がしますが、

このあたり、スタイリング界ではどのように考えるのでしょうか?

あとは、この椅子に座った人がどのような人で、今何をしているところなのかが、やや分かりづらいような気がしました。

コーヒーはやや遠いので、とりあえずパンを食べている最中なのか、では置かれているお金は?

バターナイフの向きを見ると左利きなのか?

それぞれに意味があっての配置だと思うのですが、意味の解釈が難解に感じました。

・写真の質

とても良いと思います。

ややアンダーかなと思いましたが、それは自分の好みと比較した場合であって、

一貫して同じくらいのアンダーさでいつも写真を撮られていると感じるので、作者のテイストだと思います。

画角や目線の高さの設定も、適切だと思います。(自分でもほぼこう撮ると思います)

光も魅力的だと思います。

スタイリング②

・コンセプト

テーブルの上にあるものに絞ってスタイリングをしているのが①との大きな違いで、

より自分のこととして捕らえ易かったのでとても良いですね!

こんな優雅な朝を今までの人生で一度も送っていないなあと思って少し悲しくなりました。

少し文章が迂回するような感じで、コンセプトの意図が伝わりづらいかもと思いました。

もっと直球で意図を伝えても良いかもです。

・スタイリング

このような素敵な朝を迎えられるなら、起きてみようかな、と思えるスタイリングです。

一つ一つの小物選びが魅力的で、こうできたらいいのに、という願望が詰まっている様子が面白いです。

すごく魅力的なのですが、気になったことをあげれば、

スタイリングのことは素人なのではっきりとは言えないのですが、

やや配置が単調なような印象を受けました。

例えばカップ、スプーン、砂時計の一番手前のラインが揃っていますが、

これを崩すと一層画面の広がりが出る気がします。

あとはこれもスタイリングの考え方が分かっていないので的外れかもですが、

なんというか機能と非機能が考えられて配置されているのかどうか、みたいなところが少し気になりました。

例えばカップはエスプレッソが入っているので本来の役割を果たしており「機能」。

それに対して砂時計は、手前は倒れているので「非機能」。

奥は直立していますが、何の時間を計っているか不明なのでこちらも「非機能」。

と考えて行った時に、機能しているものは必然性があるのに対し、

機能していないものは必然性はないので何か他の意味がないといけないのかな、と思うのですが、

それがどういう意図なのかが判断しづらいような印象を受けました。

「いい感じに見せるためにただ置いたのではない」ということが見る人に伝わるかどうかというか。

わかりづらくてすみません>< よくわからず印象で書いてます。。

・写真の質

アンダーだと思いました。

もし僕が撮るなら、朝の爽やかな雰囲気を出すためにオーバー目に撮るか、光に少し青みを入れます。

こちらの写真、朝撮られたものでしょうか?

実際にいつ撮られたのかは判断できないのですが、曇りの日の15時と言われればそうかな、という感じの光に見えます。

晴れた朝のイメージがスタイリングに合うと思ったので、そのような光で撮ると良いのではないでしょうか。

構図的には本のブックマークと背景の枝、手前のコーヒー豆の切り方が中途半端かなと思いました。

切るなら切る、入れるなら入れる、にするとメリハリがつくかなと。

あとは左側の空間が大きく少し気になるかもです。

光が右から入っているので、右に大きく空間を空けた方が広がりも出るし前向きな想像を刺激するのではないでしょうか?

ピントの位置も気になります。ピント面がどこなのかがわかりづらく(鳥の目には来てないですよね?)、

何を持ってそこをピント面として選んだのかが分かりづらい印象です。

今回の勝者は、スタイリング①とさせてください!

理由は以下です。

・色味があって楽しい

・写真がしっかり撮れていて、絵としての魅力がある

・コンセプトから写真まで、一貫性がある

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■講評者:細川俊太郎(bird + insect フォトグラファー)

僕は2に軍配をあげたいと思います。

1について

①コンセプト

 とても素敵だと思います。確かに、カフェは雰囲気や空間がとても大切なので、

そこをコンセプトにしている点には大変共感しました。

②スタイリング

 心惹かれるビジュアルで、その点は2よりも心惹かれました。

ただ、コンセプトには沿ってるのですが、肝心のテーマであるコーヒーに全く目がいかないのが、

最大の問題点かな、と思います。引の構図で、主題のコーヒーを目立たせるのはとても難しいです。

その点は、写真の取り方の問題もありますが、構図的に、もう少し寄った方が良かったかな、と思います。

また、クロワッサンとコーヒーの食器の色を一緒にせず、コーヒーだけを赤にして目立たせるなども必要かと。 

そして、問題は、これがコーヒーでなくて、紅茶という主題だったとしても成立してるところが、

とっても問題かな、と思います。コーヒーの良さをまずは引き出さないと、というところかな。

③写真のクォリティ

 高画質で見れなかったのですw(flickerには入れず、、、)、

なんとも細かいところは言えないのですが、光感や色味などは綺麗だと思います。個人的には、

もうちょっとコントラストをつけて、ドラマチックにしても良かったかな、

と。。差し込んだ光が、コーヒーにあたるなどのライティングも効果的かな。でも、クオリティ高いです!

2について

①コンセプト

 いいですねー!朝といえばコーヒー、そして鳥の鳴き声。

かなりコーヒーというテーマにあったコンセプトであり、かつとても女性らしい、

可愛らしいコンセプト文で、とても素晴らしいと思います。

②スタイリング

 バッチリコンセプトを視覚化できてると思います。 

全体のバランスもいいし、かなりレベルが高いと思います。鳥の周りのコーヒー豆は、

後ろでなく前方面に寄せて、ちょっと鳥を向かって右に寄せた方が良かったかも?

若干、糞を連想させる気もしましたw あと、麻袋の上の地図は、若干、ストーリーラインから連想しにくく、

なんで地図なんだろう?と思いました〜。あと、コーヒーに目を行かせるために、湯気が欲しかった!

③写真のクォリティ

 ここをもう少し頑張って欲しかったです!もう少し明るくふわっとした光を入れて、

朝の感じとドリーミーな感じを出したかったです。色味も、青っぽいのは朝の表現の常套手段ですが、

青目にふりつつ、光の当たったとこは温かみのある色(暖色)にして、温かみと朝の感じを両立させたかったです。

あとは、さりげなく、コーヒーを一番目立たせるように、光の配置をして、

コップの縁とかにハイライトを乗せた方がいいかもしれません。

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■講評者:秋山佑太(インテリアデザイナー)

 ふたりともそれぞれの個性が打ち出されているテキストが面白い!これは凄い面白い企画がはじまったと確信した。

そして、肝心のスタイリング写真を見てみる。こちらもふたりの作品が全く異なるテイストとなっている。

面白い!、と思いたかったが、テキストでの世界観が面白かっただけに少し肩透かし気分となった。

センスちゃんのスタイリング(①番目)から意見を述べさせていただく。

センスちゃんの説明の通り、落ち着きを感じる暗めのバックにセンス良いミックステイストのアートワークの壁。

この部分は非常に魅力的だ。わたしのセンスを見て!と言うセリフが聞こえてきそうだ。

しかしだ。しかし。しかし。その前にあるコーヒーテーブルはとても地味だ。センスはいい。

赤の使い方もいい。しかし地味だ。壁面の遊びに比べると地味な場となってしまっているため、

主題が壁面の様に感じられてしまう。そう主題が壁面であれば、素晴らしいと思う。

しかしコーヒー空間とは何か考えてみてほしい。コーヒーを飲んで安らいでいる人の事を。

椅子とブランケットそしてコーヒーテーブルの上の空間が、最もコーヒーを飲んでいる人にとって身近な空間なのだと思う

要は、とても魅力的な壁が存在する空間にはなっているが、素敵なコーヒー空間はそこには存在しない。

という事だ。テーマのコーヒーやテキストの世界観が無ければ、素晴らしく魅力的なスタイリングではあると思う。

 次はキーマちゃん(②番目)のスタイリングに意見を述べさせていただく。

キーマちゃんのテキストも面白い。この世界観をどの様に作品に落とし込むだろうかワクワクとする。

スタイリング素材の説明もしっかりあり分かり良い。そしてスタイリング写真も、

テキストの世界観が表現されている。かのように感じる?いや微妙なところだ。

わたしを眠りから誘い出すような理想の朝がそこにあるのか?。

むしろ、せっかくコーヒーを淹れたのに、なかなか起きないから、起こすのを放棄した後のような感じだ。

パラパラのコーヒー豆と倒れた砂時計は上手い具合に放棄感を出している笑。

あとエスプレッソを選択したのは素晴らしいが、ほんとにコレはエスプレッソ?って感じがしているのは何故だろうか。

そして!一番の問題は、明らかに作業の手数が少ない作品だと感じてしまうスタイリングになっている事。

色や素材を統一したと上手い事を言った様だか、要はそれっぽい物を集めましたスタイリングになっている。

センスちゃんの壁の様な感動ポイントが全くない。それっぽい以上でも、それっぽい以下でもない。

画としてもそれっぽいし、それなりに良い。むしろ、コーヒー豆パラパラや砂時計倒しの方向性を強めて、

一見するとそれっぽい画なんだけど、実は何かを放棄し乱暴なテーマが隠れている少し変な空間にして、

ハズしのスタイリングにした方が面白いんじゃないかなと思う。

 と言う事で、一方的に好き勝手な意見を述べさせていただいたが、

基本的に2人ともパッと見て魅力あるスタイリング、そんな普通以上のスタイリング写真は出来るし、

能力はある前提で、あえてツッコまさせてもらった。そういう意味ではセンスちゃんの壁面は、他のパターンも、

もっと見てみたいと思ったし素晴らしい。あとは主題との関係性次第だと思う。

しかし、キーマちゃんはパッと見て魅力なスタイリング以上の要素がしっかりと示せていなかった。

よって、今回の勝敗の結果はセンスちゃん(①のスタイリング)の勝ちとさせていただく。

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講評者の皆さん、ありがとうございました。

とても丁寧で細かく的を得た内容に、感動しました。

さすが信頼をもって依頼した講評者の方達です、内容は厳しくもありますがとても勉強になりますよ!

改めて写真を見ながら読むと、ふむふむと思えるかもしれません。

まとめると、

⚫︎スタイリング① 野口綾美「a scene at the cafe」

・スタイリング コンセプトとの違和感は感じないが、主題であるべきコーヒーが脇役になっている点が気になる。

・壁のディスプレイの各パーツが単に色や雰囲気で選択されている。どのような人の部屋であるか想像がつきにくい点が残念。

・写真の質 斜光が美しくシーンを彩っている。

・コーヒー自体より空間が大事っていう見方は素敵だが、「ヨーロッパの歴史があって沢山のアートを飾っている様なカフェをイメージして〜」てところがすこし飛躍してる。結果的にこの空間がコーヒーをおいしくしてるのか少し疑問。

・主役と脇役を決めて、目線の流れをつくってくれたらコンセプトが伝わりやすい。

・家主は少しだけ個性的で、主張が強そう。

・心惹かれるビジュアルだが、構図的にもう少し寄った方が良かった。

・光感や色味などは綺麗だが、もうちょっとコントラストをつけて、ドラマチックにしても。
・暗めのバックにセンス良いミックステイストのアートワークの壁は魅力的なのに、その前にあるコーヒーテーブルはとても地味。
蛍光色の配置が絶妙。
・誰に向けたスタイリングなのか。コンセプトと写真の視点に差異を感じる。
・画角や目線の高さの設定は適切。
⚫︎スタイリング②「のにのにスタイリング。」
・日常の風景を表現するのであればコーヒー豆がこぼれたり、砂時計が倒れているのは不自然。
・写真の質、色のトーンが良く、色味が整ってていい。
・ピントの位置、絞りの選択、レンズの画角に気を使った方が良い。
・コンセプトを視覚化できてるが、絵としての魅力 もう少し朝の雰囲気を表現した方が良い。
・個人的な掘り下げ方だが、共感するひとが多い。「のにのにスタイリング。」というネーミングもいい。
ていねいな暮らししたいのにできてないという感じが、雑然としたスタイリングで表現されてて素敵。
・なにか目を引くワンポイントがあるとしまるのでは。
・コーヒーというテーマにあったコンセプトであり、かつとても女性らしい、可愛らしいコンセプト文。
・コーヒーに目を行かせるために、湯気があっても良かった。
・もう少し明るくふわっとした光を入れて、朝の感じとドリーミーな感じが欲しかった。
・コーヒーを一番目立たせるように、光の配置をして、コップの縁とかにハイライトを乗せた方がいいかも。
・作業の手数が少ない作品だと感じてしまう。
・一つ一つの小物選びが魅力的で、こうできたらいいのに、という願望が詰まっている様子が面白い。
・やや配置が単調なような印象。小物配置に「機能」「非機能」の意図が伝わりにくい。
・ピント面がどこなのかがわかりづらく何を持ってそこをピント面として選んだのかが分かりづらい印象。
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そして投票結果は。。。。。(ドラム音)
2票対3票で「のにのにスタイリング。」の勝利!!!!!!
次回お題は「ひつじ」(コーヒー→ひつじ)です。
皆様お楽しみに〜〜!
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